指圧・整体の知識を活かし、気功療法・テーピング療法を組み合わせて早期改善を目指します。

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今月の症例

2023-10-28

今インフルエンザが流行っていますが、小3の男子生徒が先日学校の集団感染で罹ってしまって39度以上の発熱となり、父親から遠隔気功の依頼を受けました。すると何と1回だけの施術でその日のうちに36.4度の平熱にまで下がったそうです。もちろん病院で出された薬も飲んではいましたが。その後母親と父親にも感染し一家全滅。父親はお子さんの薬と遠隔気功1回の施術で良くなりましたが、母親は施術したものの暫く症状が続きました。その差は何かというと恐らく常識的には体力と免疫力の差であろうと思います。しかし、この父と息子は実は霊媒体質なんですね。だから遠隔気功がよく効いたのだと非常識ではありますが私はそう思っています。

次に、鼠径ヘルニアです。70代後半の男性です。当院に定期的に通われている方で最近右鼠径部が腫れて固く痛みを伴うとの愁訴を受けました。施術すると腫れは引っ込み、痛みも無くなるのですが、しばらくするとまたそれがぶり返します。ひょっとすると鼠径ヘルニアかもしれないと思い病院での検査を勧めました。「矢張りそうでした、小腸がはみ出ていて手術が必要かもしれないのでCT検査を受けるよう医者に言われました。」と報告されたので、早速鼠径部付近のマイナスの気を取り、内臓の挙上作用の力を上げるべく内臓全体の筋力アップの気功を行いました。加えてヘルニアには足の肝経の指圧が極めて有効であると承知していたので多少指圧は痛いけれど我慢して頂き、気功と指圧のコラボで施術を行いました。その結果かどうか分かりませんが手術は必要ないと病院で診断され、痛みもかなり軽減しました。現在鼠径ヘルニアが完治するまで気功と指圧のコラボ施術を続けています。

さて、食道アカラシアという病気をご存じですか?調べてみると、「胃食道接合部の弛緩がうまくいかなくなる病気」で、アカラシアはギリシャ語で「弛緩することがない」という意味です。ちょうど逆流性食道炎の真逆の病態ですね。食道の出口が詰まって食べ物等が胃に届きにくくなってしまい、吐き気を催したり、痛みを伴ったりして食道癌の危険因子となります。その病気を手術せずに治すことは出来ないかと、60歳の女性が来院されました。下部食道括約筋の弛緩は副交感神経の迷走神経が関与しています。私の見立てで視床下部にマイナスの気の反応があり、腕や足の膜反応線である「心包経・三焦経・肝経・胆経」に張りがあって軽く押すと痛覚があるので「自律神経の失調」と診断しました。それで迷走神経の働きが低下している訳です。施術は、先ず自律神経失調特有のガタガタに歪んだ背骨を気功で矯正し、その後視床下部の働きを良くします。そして胃食道接合部のマイナスの気をある程度除去し、下部食道括約筋と胃上部の血流と筋力のアップ、迷走神経に働きかけて下部食道括約筋の弛緩および拡張作用を回復させる気功療法を行います。さらに足の胃経には全内臓拡張作用障害の反応が表れているので、そこを指圧することにより内臓の拡張作用が促進されます。そして、その関係秘線である手の大腸経と共に指圧を行うとかなりの効果が期待できるので、これもコラボでやっていきます。週1で2回やった時点では、いくらか楽になった程度でまだ顕著な治効は認められず、いざこれからと思っていた矢先に11月は都合で来院出来ないということになり、残念ながら12月からの仕切り直しとなりました。なので、また今度施術の経過報告をさせて頂ければと思います。

最後に今月私自身が体験したことです。寒暖差の大きいこの時期体調を崩しやすく、ご多分に漏れず私も朝方の冷えのせいかお腹が冷えて下痢腹痛が起きてしまいました。普通トイレで用を足せば腹痛は収まるのですが、この時はなかなか収まらず、それどころか胃を含めたお腹全体に痛みが広がって自己治療をしても治りませんでした。おかしいなと思いつつ、ひょとしたらという思いにかられ、心臓の治療をしてみました。するとお腹全体の痛みが嘘のように消えたのです。まさしくこれは心臓からくる放散痛でした。以前にも何回か同じような経験をしていたのですぐそれと分かったのです。単なる腹痛と思って胃腸薬に頼っていると、とんでもないことになりますので気を付けたいですね。